2017年2月13日

±0(プラスマイナスゼロ) PORTABLE MD PLAYER XAM-M010

久しぶりのポータブルオーディオ機器紹介、 今回は±0(プラスマイナスゼロ)のポータブルMDプレイヤー“XAM-M010”を紹介します。プラスマイナスゼロは家電や生活雑貨を発売するメーカーで、所謂デザイン家電を販売しているメーカーとして有名です。
「レッド」と「ブルー」の2色展開で、同デザインのポータブルCDプレイヤーも計画されていたようですが頓挫した模様です。









側面には操作ボタンが無く必要最低限のもののみが備えられています。背面には動作表示ランプが付けられており、MDの録音モードに応じた点滅表示を行います。それにしても一般的なポータブルMDプレイヤーとは違い、飾りっ気のないデザインはとても美しいですね。

裏側もこの通り。電池の極性表示や型名表記などはありますが、この面にもボタン類の配置はありません。従って、このポータブルMDプレイヤーはリモコンが必須となります。
製造元は“シャープ株式会社”、発売元は“株式会社タカラ”となっています。発売元のタカラは現在タカラトミーとなっているおもちゃメーカーです。当初プラスマイナスゼロはタカラ主体で初めた事業とされており、その関係から発売はタカラが担当していたようです。現在は“プラマイゼロ株式会社”となり独立しています。

使用電池はポータブルMDプレイヤーとしてはお馴染みのガム型電池1本。付属の外付け乾電池ケースを使えば、単3・1本での動作も可能です。ちなみに製造元はシャープだった関係からか、ガム型電池はシャープのニッケル水素電池(AD-N55BT)が付属されていたようです。






このポータブルMDプレイヤーは「レッド」と「ブルー」の2色展開ですが、レッドでもリモコンはブルーと共通のものを使っています。せっかくのデザイン家電なのですから、ここは統一して欲しかったですね。リモコンの表示は英数・カタカナのみで漢字表示は不可。シャープのポータブルMDでお馴染みな3段階の低音強調機能も付いています。

生産国は外側に表記は無く、蓋の中に製造番号とともに記載されています。“MADE IN MALAYSIA”でマレーシア製、今回入手したロットは2004年製のようです。







中を開けてみると、基板上にスイッチのパターンが取り付けられており、ボタン配置から2004年3月に発売された“MD-ST500”がベースになっていると思われます。
ボタンを取り付ければ本体操作も可能でしょうが、本体に穴を開けることを考えると現実的でないでしょう。



現在、プラスマイナスゼロのホームページでこのMDプレイヤーの取扱説明書をダウンロードすることは出来ませんが、上記の理由からシャープのホームページ上で“MD-ST500”の取扱説明書をダウンロードすれば本体操作以外の操作方法は同じなので、十分参考になると思います。

±0 XAM-M010



種別再生専用機
OEM元MD-ST500(シャープ)
発売日2004/3
価格(当時)26,250
文字表示カタカナ・英数・記号(リモコン)
ATRAC Ver.?(LC896433)
MDLP/Hi-MD○/×
入力-
出力ヘッドホン
使用電池AD-N55BT(ガム型ニッケル水素電池)
単3×1(外付け電池ケース使用)
電源充電スタンドによる充電入力のみ。
備考-

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