2017年2月16日

Pioneer Blu-ray Disc PLAYER BDP-3140

パイオニアブランドの現行モデルなブルーレイディスクプレイヤー“BDP-3140”です。これ、ハードオフのジャンクにて500円で売られていました。理由は『ディスクを読み込みません』。背面を見てみると2016年製造であり、製造1年で壊れるわけ無いだろうと思って購入してみました。
ウチに持って帰って確かめてみると確かにTVアニメRewriteのDVDは再生できるけど、ミスタービーンのDVDは再生できない音楽CDも再生出来ないという謎現象が確認されました。まさか、このブルーレイプレーヤー意思を持っているのは無いかと疑わしき現象ですw。

何はともあれ、中を開けてみましょうか。本体を持った時に軽かったので中身がスカスカなのは覚悟していましたが、ブルーレイプレーヤーのメイン基板よりも電源系の基板の方が大きいことに驚愕しました。技術の進歩って本当に怖いです。







ドライブ部分のカバーを取り除いてピックアップレンズを見てみると、見事に曇っていました。イソプロピルアルコールを付けた綿棒で拭き取ってみると茶色い汚れがビッシリと。しかし製造1年程でピックアップレンズが曇るほどの環境って…。どこで使っていたのか気になりますね。
元通り組み立てて動作確認してみると、どのDVDもタイトルを選ばずに再生可能になり、音楽CDも再生できるようになりました。 ブルーレイディスクの動作はわかりません。何故なら、今までワタシブルーレイディスクと言うものを手に取ったことがないからなのです。今度、安い適当なのを買ってきて試してみようかな。

これから、このBDP-3140を分解しようと考えている人へ。トレイローディング用モーターのケーブルコネクタが異常な程硬く、かなり抜きにくいので要注意です。
同じコネクタを使用している写真手前のテスト用と思われるコネクタに間違えて接続してしまい、抜いた時にコネクタを欠けさせてしまいました(泣。まぁ、通常使用なら使わないでしょうから良いのでしょうけどね。


治ったと思われるところで、製品概要行きますね。ディスクの挿入口は一般的なトレイローディングタイプ。8cmCDやDVDも溝が付いているのでアダプタは不要です。






前面表示は驚愕の7セグLED・5桁w。この部分、何となくパイオニアらしさが見えません。まるで中国メーカーのDVDプレイヤーみたいです。せめてVFDは採用して欲しかったな。
時間表示だけでは無く、ステータスもこのディスプレイ上で行うので写真上の「READY(rEAdy)」はまだ読めますが、写真下のDVDという表示はどう見ても「DUD」としか読めません。 かなり強引すぎです。




背面(リアパネル)。映像出力はHDMI端子のみで従来のコンポーネント出力やコンポジット出力のアナログ系端子を備えていません。有線LANの端子が見えますが、これは一部ブルーレイディスクに付加されているBD-LIVEという機能で使うものらしいです。内部にJavaを採用しているらしく、“Java POWERED”のマークが見えます。Javaの開発元であるオラクルによると『ブルーレイ・ディスク・プレーヤの100%にJavaが付属している』らしいです。
追記:ブルーレイディスクの規格にはBD-J(Blu-ray Disc Java)という名のJavaそのものが備わっており、それがブルーレイプレーヤーの100%にJavaが付属している理由となっているそうです。
前述の通り、2016年製造の個体でPSEの認証社名は“オンキヨー&パイオニア株式会社”となっています。同社は“パイオニアホームエレクトロニクス株式会社”がオーディオ機器メーカーのオンキヨーの傘下に入ったために社名変更したものです。パイオニアとオンキヨーのAV機器が同じ会社から売られている…、いまいちピンと来ませんね。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製

早速再生してみました。このプレイヤー、本体に付いているボタンは最小限のものしか付いておらず、事実上リモコンが必須です。残念ながら今回購入したジャンクにはリモコンが付属していませんでした。しかし、このプレイヤーは「HDMIによるコントロール機能」に対応したテレビならテレビのリモコンからでも操作可能らしいということで試してみました。レグザリンク(ウチのテレビは東芝レグザです)というボタンを押したら写真のようなメニューが出てきて簡易操作が可能になりました。これは便利です。

東芝レグザのプレイヤーコントロールメニュー。色々並んでいますが、BDP-3140で有効なのは「セットアップメニュー」「画面表示」「電源」くらいです。
しかし、HDMIって映像と音声のみをやり取りしているケーブルだと思っていたのですが、こんなコントロール信号も送れたんですね。




これがBDP-3140のセットアップ画面です。解像度を1080pにした上でDVDを再生してもアップスケーリング機能により、ハイビジョン画質になる機能を搭載しています。これでTVアニメRewriteのDVD版を見てみましたが、超きれいでした。近くで見てもブロックノイズなど殆ど無いし。これならDVD版でも良いし、個人的にこれ以上の画質は要らないように感じました。今までがD端子接続のDVDプレイヤーで見てたからなおさらなんだよなw。


音楽CD再生画面。通常は上部にトラックと時間が表示された殺風景な画面ですが、CD-TEXTに対応したCDでは下部にアルバム名や曲名が表示されるみたいです。
今回はここまで。やはり、詳細な操作を行うためにはリモコンが必要であるようです。USBメモリに入ったMP3ファイルの再生も試してみたいですし、リモコンを購入してみようかと思います。

2017年2月13日

±0(プラスマイナスゼロ) PORTABLE MD PLAYER XAM-M010

久しぶりのポータブルオーディオ機器紹介、 今回は±0(プラスマイナスゼロ)のポータブルMDプレイヤー“XAM-M010”を紹介します。プラスマイナスゼロは家電や生活雑貨を発売するメーカーで、所謂デザイン家電を販売しているメーカーとして有名です。
「レッド」と「ブルー」の2色展開で、同デザインのポータブルCDプレイヤーも計画されていたようですが頓挫した模様です。









側面には操作ボタンが無く必要最低限のもののみが備えられています。背面には動作表示ランプが付けられており、MDの録音モードに応じた点滅表示を行います。それにしても一般的なポータブルMDプレイヤーとは違い、飾りっ気のないデザインはとても美しいですね。

裏側もこの通り。電池の極性表示や型名表記などはありますが、この面にもボタン類の配置はありません。従って、このポータブルMDプレイヤーはリモコンが必須となります。
製造元は“シャープ株式会社”、発売元は“株式会社タカラ”となっています。発売元のタカラは現在タカラトミーとなっているおもちゃメーカーです。当初プラスマイナスゼロはタカラ主体で初めた事業とされており、その関係から発売はタカラが担当していたようです。現在は“プラマイゼロ株式会社”となり独立しています。

使用電池はポータブルMDプレイヤーとしてはお馴染みのガム型電池1本。付属の外付け乾電池ケースを使えば、単3・1本での動作も可能です。ちなみに製造元はシャープだった関係からか、ガム型電池はシャープのニッケル水素電池(AD-N55BT)が付属されていたようです。






このポータブルMDプレイヤーは「レッド」と「ブルー」の2色展開ですが、レッドでもリモコンはブルーと共通のものを使っています。せっかくのデザイン家電なのですから、ここは統一して欲しかったですね。リモコンの表示は英数・カタカナのみで漢字表示は不可。シャープのポータブルMDでお馴染みな3段階の低音強調機能も付いています。

生産国は外側に表記は無く、蓋の中に製造番号とともに記載されています。“MADE IN MALAYSIA”でマレーシア製、今回入手したロットは2004年製のようです。







中を開けてみると、基板上にスイッチのパターンが取り付けられており、ボタン配置から2004年3月に発売された“MD-ST500”がベースになっていると思われます。
ボタンを取り付ければ本体操作も可能でしょうが、本体に穴を開けることを考えると現実的でないでしょう。



現在、プラスマイナスゼロのホームページでこのMDプレイヤーの取扱説明書をダウンロードすることは出来ませんが、上記の理由からシャープのホームページ上で“MD-ST500”の取扱説明書をダウンロードすれば本体操作以外の操作方法は同じなので、十分参考になると思います。

±0 XAM-M010



種別再生専用機
OEM元MD-ST500(シャープ)
発売日2004/3
価格(当時)26,250
文字表示カタカナ・英数・記号(リモコン)
ATRAC Ver.?(LC896433)
MDLP/Hi-MD○/×
入力-
出力ヘッドホン
使用電池AD-N55BT(ガム型ニッケル水素電池)
単3×1(外付け電池ケース使用)
電源充電スタンドによる充電入力のみ。
備考-