2015年2月26日

Nikon COOLPIX S32

ニコン1317万画素のデジタルカメラである“COOLPIX S32”です。このデジカメ、あるリサイクルショップで充電器無し2000円で入手したもので、ついレンズ部分のデザインとブルーの外観に一目惚れして買ってしまいました。
これはレンズ部分が大きく覆われているのが特徴のデジカメでありますが、これは防水10mに対応、水に濡れても使えるようになっているからなのです。
ちなみにこれは2014年2月発売であり、発売から1年程しか経っていない機種なのでお買い得だったのかもしれない。


本体裏側。防水で水の浸水を防ぐためか、ボタンは少なめの印象を受けます。ズームも左の十字ボタン、上・下で行うようになっていてとにかくシンプルに徹したカメラと言えそうです。






左の4つのボタンはファンクションキーとなっていて、各種設定によりボタンの機能が変わります。







このデジカメで面白いのが“日本語”と“英語”のみならず、“にほんご”というポジションが用意されていること。







これを有効にするとメニューすべてが“ひらがな”になってしまうのです。
このデジカメは“親子で使えるタフなデジタルカメラ”をキャッチフレーズとし、子供でも使えるようになっているからなのです。





電池ブタを開けた所。フタには黄色いパッキンが見え、ここの辺りは防水という印象を受けますね。
左側にはUSB端子、右側にはHDMIマイクロ(Dタイプ)端子を備えています。メモリーカードはもはやデファクトスタンダードとなったSDカードで、SDXCカードの128GBまで対応しているようです。
このデジカメ、元々充電器は付属しておらず、付属のUSBケーブルとUSB ACアダプタを併用した本体充電となっています。

使用電池は“EN-EL19”(写真左)。右は現在自分が使っているCOOLPIX S500で使われている“EN-EL10”で“EN-EL19”に比べると若干大きい印象を受ける。容量は同程度。
“EN-EL10”には富士フイルムの“NP-45”やカシオの“NP-80”など多数の互換電池がありましたが、“EN-EL19”はニコンのみでの使用であり他社で同型のバッテリーは使用されている例は無い様です。




現在使用しているデジカメは同じニコンの“COOLPIX S500”。使い心地の良さから、なかなか次のメインデジカメを決めかねていたのですが、同じSシリーズのCOOLPIXである本機種が次期メインデジカメになると良いのですがね…。

2015年2月25日

ジブリ作品著作権表記の謎

3月13日に日テレ系“金曜ロードSHOW!”枠にて、高畑勲監督作品である長編アニメーション「かぐや姫の物語」がテレビ初放送されるという。それを聞いた流れで公式サイトを見ていると以下の様な著作権表記が目に付いた。

(C)2013 畑事務所・GNDHDDTK

畑事務所と言うのは高畑勲監督の所属事務所であるのですが、問題はその後の“GNDHDDTK”という暗号のようなアルファベットの羅列です。これはこの映画に協賛している各社の略号であるらしく、同公式サイトのクレジットのページを見てみると確かに一致しています。

つまり、こういうことらしい。








日本テレビの「N」やKDDIの「K」、ディズニーの「D」など、大半がその企業の頭文字で、スタジオジブリの「G」はまだわかりますが、何故三菱商事が「D」なのかが非常に気になりますね。

このジブリ作品の著作権表記についてはこちらのサイトが非常に詳しく記載しており、同じようなアルファベットでも他社の略号だったり、かつては三菱商事が「M」だった頃もあるらしい。やっぱりジブリ作品の著作権表記は暗号だった!

2015年2月16日

KENWOOD PORTABLE COMPACT DISC PLAYER DPC-7

ケンウッド(現・JVCケンウッド)の古いポータブルCDプレイヤーである“DPC-7”です。一説によるとケンウッドポータブルCD初号機であるとの話もありますが確証が無いので不明です。
この四角いボディと2系統のヘッドホン端子は86~87年にかけての機種でしょうか??








このCDプレーヤー、入手時は電源が入らない状態でしたが、調べてみると内部基板のDC-DCコンバータらしきモジュール(写真の基板上、左に見える箱のようなもの)の中に入っていた電解コンデンサが盛大に液漏れしており、それを交換することで無事息を吹き返すことに成功しました。




写真下に見える水色の電解コンデンサが液漏れを起こしていました。取り敢えず、水色の外装で通常品の電解コンデンサとは違うものと推測、低ESR品が良いだろうということで、部品箱にマザーボード修理用としてストックしていたニッケミのKZH(写真上)が転がっていたのでそれに換装しました。
しかし、この水色のコンデンサ、同年代の機種でよく液漏れしているのを見るなぁ…。ちなみにこのCDプレイヤーの中で液漏れを起こしていたのはこれのみで他は液漏れを起こしていませんでした。

CDプレイヤーの前面。右側には電源スイッチが見えます。ヘッドホン端子はこれまた初代ウォークマンに触発されたと思われる2系統のヘッドホン端子です。右のヘッドホン端子には「LINE」の記載があり、ラインアウト端子も兼ねているようですが、あくまでもヘッドホン端子のためボリュームと連動しています。




天面。早送り・巻き戻しのボタンとトラックスキップのボタンが独立しており、他のポータブルCDと比べるとボタン数が多く感じます。16曲までのプログラム再生機能と全曲・1曲リピート機能が揃っていて一通りCDプレイヤーとしての機能は完成しています。
TechnicsのポータブルCDにも搭載されていた高音域をカットする“HIGH FILTER”機能を搭載。 このボタンを押すと液晶右上に[HF]という表示がされます。


液晶表示。表示はトラック数と経過時間を表す、至って普通のCDプレイヤーの表示です。写真の表示は限りなく全表示に近づけたもので、CD総残り時間の表示になっています。
ちなみに左下のカギのマークは“KEY LOCK”(他メーカーHOLDと同等の機能)ONを表しています。




後面。こちら側はDC入力端子のみ、前面にラインアウト端子を兼ねたヘッドホン端子もありますから、普通のポータブルCDにあるようなラインアウト端子も見られず素っ気ない印象です。
ACアダプタはセンターマイナスの内径2.1mmタイプ。入力電圧は6V~9Vまでという何ともアバウトな表示で、いわゆるファミコンのACアダプタがそのまま流用可能です。古いポータブルCDプレイヤーのコレクターなら旧世代のソニーDiscman用ACアダプタでも流用可能ですよ(EIAJ統一規格プラグのタイプは×)。

このCDプレイヤーの下側はやはり充電式電池になっています。








充電式電池の裏側。充電式電池には公称電圧や容量などは記載されておらず、注意書きのみの表記です。ちなみに型番は“LB-2”。






充電式電池の中身。銀色の包装に包まれた電池が3つ見えます。この電池は鉛蓄電池であり、鉛蓄電池の単セルは2Vですから、3つで6Vであると思われます。
以前本ブログで紹介したTechnicsのポータブルCDでは正負電源での供給だったので、6個入っていましたが、このCDプレイヤーは単電源のため半分の3個で済んでおり、若干薄型になっています。


おまけ。このCDプレイヤーのOEMらしき機種です。“morphy richards(モーフィーリチャーズ)”というイギリスの家電製品メーカーのものらしいです。型番は“CD570”。
ちなみにこのポータブルCDはどこかのジャンクで入手したと記憶、電源を投入した途端に件のDC-DCコンバーターが焼けて使えなくなってしまったのです。今回、OEM元を入手できたのでこれも治せるかもしれないですね。


天面こそDPC-7と違いますが前面を比較すると、ほら、そっくり。というか全く同じですね。
DPC-7ではヘッドホン端子2系統だったものがCD570ではヘッドホン端子とラインアウト端子が1系統づつになっており、機能は異なっているようですが。




CD570では底面の充電式電池の端子が無く、充電式電池を装着することが出来ません。その代わり単3電池4本で動く電池ケースが付属しておりそれを使うことで持ち歩くことが出来ます。
その電池ケースはOEM元であるDPC-7にも取り付けることが可能で、動作しましたが、液晶表示が薄くなってしまい、動作が時に不安定になってしまいました。やはり機種違いだと合わないか?