2014年12月26日

シャープの8MB・SDカードを分解してみた

何かに付属していたのであろう、シャープの8GBならぬ8MBのメモリーカードです。
今回はこのSDカードを分解してみました。










裏側。「SHARP SD-M008T」と書いてあり、自社製を匂わせますが、製造日の書き方やロット番号“TA1778F”を見るからは東芝製っぽいなぁ。日本製で“0311”と記載してあります。東芝製と同じ読みならば、2003年11週のロットを表していますが…。
分解してみた所です。上にある黒い四角はSDインターフェースとフラッシュメモリの仲立ちを行うコントロールチップです。その下のチップがフラッシュメモリで台湾製の東芝チップが使われていました。やはり、このSDカードは東芝製なのでしょうか?





分解時、表面のラベルが綺麗に剥がれたので、現行の日本製・東芝OEMのSDHCカード・8GBに貼り付けてジョークSDカードを作ってみました。ラベルが変わっただけなのに何となくカッコよくなった気分が…。

2014年12月21日

SDカードケースのお話


自分が代々愛用しているSDメモリーカードのケースはエレコムが発売している“CMC-06シリーズ”というSDカードが12枚入るケースです。
このケースは手頃なサイズながらも片面に6枚もう片面に6枚入るという大容量のケースになっています。
こいつが売られるのを初めて知った時に今までこれ程入るSDカードのケースは無かったため、急いで買いに行った記憶があります。現在ではこれ以上入るケースも出現していますが手軽さという意味では自分の中でこれを超えるほどのケースは現れていません。


今回「gigabeat MEV41」で録り溜めたワンセグ録画用のSDカードが12枚いっぱいになったので追加購入しようと思いました。しかし、このケースで欠陥なのはカラーラインナップが存在しないこと。上の写真を見ればわかると思うのですが、自分の場合は使うメモリーカードの種類で大体どの内容・順番で使ったかを記録しています。それと同じようにケースも色分けで区別できれば便利だろうな、と思ったわけです。

このケースはエレコム以外では“KINGMAX”や“HI-DISC”などのブランド名でメモリーカードを発売している磁気研究所も発売していますが、やはりエレコムにあるブラックシースルーのカラーのみで、他のカラーは存在していません。
しかし、写真用品を発売しているエツミというメーカーがこのケースのカラーバージョンを発売したという情報をキャッチ、早速購入してみました。




これがパッケージ。ヨドバシカメラで税込761円。定価1100円に比べると安いですが、エレコムのCMC-06シリーズが500円台で売られているのを考えると高い印象を受けます。まぁ、色付きだから仕方ないか…。ちなみに色は自分が好きなブルーをセレクト。
色はエレコムや磁気研究所と同じと思われる(同社はブラックを主張)ダークグレー、今回購入したブルーのほかにピンク、ホワイト(完全透明)の4色があります。


エレコムのケース(写真下)と比較してみた様子。大きさ・作りともに全く同じもので、違うのはケースの色だけです。
エツミのケースではマイクロSD用トレイが2枚添付しており、マイクロSDが2枚入れることが可能です(エレコムではマイクロSD用トレイが11枚添付された別モデルが用意されている)。
このケースで素晴らしい点はケースが透明だから、中に入っているSDが見られるという点で、SDカードコレクターでもある自分にとってはコレクションケースとしても使える大変秀逸なケースであります。

2014年12月15日

コードレスハンディクリーナーのその後…

2ヶ月前の本ブログで某○オンで購入した、単3電池4本で動くコードレスハンディクリーナーを紹介したことがあります
その時は敢えて単3・4本で動くという利便性を廃し、吸引力を追求するためラジコン用7.2Vバッテリー仕様に改造したことを紹介しました。
前回の記事では結局電池を収める場所がなく、強引に輪ゴムで縛り付けるという所で終わっていたので、今回は更に改造を施されたコードレスハンディクリーナーのその後を紹介します。




前回の記事では電池を輪ゴムで縛り付けるという方法で固定していましたが、それではさすがに強引な感じがしましたので、ちゃんと電池固定用のホルダーを自作してくっつけました。
電池を取り外した所。ホームセンターで購入していたアクリル板を加工してこのハンディクリーナーに合うサイズのホルダーを作成しています。電池を固定している黒いヒモは100円均一ショップ“ダイソー”で入手した髪留めを切ったもの。
それだけでは電池が滑ってしまったので、更にホルダーにゴムシートまで敷いて電池を完全固定できるようにしました。



ハンディクリーナーのお尻w。電圧計を装備しています。本当は電源スイッチ付近にLEDによるパイロットランプを付けようと思っていたのですが、某オークションをさまよっていると7セグLEDの電圧計が200円程で売られているのを見て即購入。突如、これを取り付ける改造に変更しました。見た目にもカッコいいしね。
結果的には過放電にデリケートなニッケル水素電池の放電終止電圧も監視できるようになりました。




ちなみにここまでの改造でハンディクリーナーの定価を軽く超えるほどの値段がかかってしまったり…w。でも、ここに至るまでの改造が面白かったりするのです。

バッテリーも電動ガンで用いられる8.4V(7セル)バッテリーを使えば更に吸引力が上がることが判明(写真下)。ただし、モーターの負担や加熱の心配を考えるとあまり長時間の稼働はできないでしょう。
世の中広いもので更に上の9.6Vバッテリーというのもありますが、これは怖いので止めておきましょう。



こんな感じで最近はラジコンや電動ガンのバッテリーに凝ってたりしますが、どこからともなく写真のような単3・6本用の電池ケースが出てきました。これがあればラジコンのバッテリーを買わずに済んだのに…。

2014年12月12日

SONY DUALSHOCK3 SIXAXIS CECHZC2J

ハードオフのジャンク、税込324円で入手したソニーのプレイステーション3(PS3)用コントローラーである“DUALSHOCK3”です。
症状としては『勝手に動きます』 というもの。よくコントローラーの故障症状といえば、ある一点のボタンが押されっぱなしになったりする現象はお馴染みですが勝手に動く??謎です。







自分はPS3を所有していないので、パソコンで認識させて試してみる。そもそも、コントローラーを入手したからといってPS3を購入する気は毛頭なく、元からパソコンのゲームパッドとして使いたかったのです。
ネットで適当に探した『MotioninJoy』というソフトを使ってコントローラーのドライバをインストール。USB接続による有線でも使用できますが、やはり無線で遊びたい!ということで以前購入していたBluetoothアダプタ(写真)を使って無線で接続してみました。



コントローラーを接続して『東方永夜抄』をプレイしてみると、キーコンフィグ辺りまではうまく行っていたのですが、ゲームを初めてしばらくすると低速移動のままになってしまうわ、やたらとスペルカードは発動しまくりだわめちゃくちゃな挙動になってしまいました。症状としてはあちこちのボタンが押されてしまうような現象で、勝手に動くという解釈もわかったような気がします。

コントローラーの裏側。コントローラー自体はプレイステーションの“DUALSHOCK”やプレイステーション2の“DUALSHOCK2”の形状を踏襲していますが、それらと違い無線接続できるのが最大の違いになっています。
無線機器ということでラベルには技適マークが、リチウムイオン電池を内蔵しているため『Li-ion』の表記も見えますね。



やはり、ジャンクのコントローラーは外観が汚いので丸洗いがてら、中身を分解してみました。まずは裏ぶたを開けてみたところです。
真ん中に鎮座している灰色の物体はリチウムイオン電池。下部左右には振動モーターが配置されていて、左側が小振動を右側が大振動を扱うモーターとなっています。

内蔵のリチウムイオン電池。型番は“LIP1472”、3.7V 570mAh(typ.610mAh)の電池になっています。
社名表記は“Sony Corporation”、セルはシンガポール製ですが、組立は中国で行っているようです(Cell MADE IN SINGAPORE Processed IN CHINA)。




電池を外したところです。真ん中には心臓部であると思われる東芝のワンチップマイコンらしきものが見えます。
PS3の心臓部である“Cell Broadband Engine”はソニー・コンピュータエンタテインメント・ソニー・IBM・東芝が開発しており、何らかの関係があるのかもしれません。




前側を外してみたところです。フィルム基板に各ボタンの接点がある構造になっています。フィルム基板には“ALPS”のロゴがあり、アルプス電気製であると思われます。






基板の表側。スティックや無線ユニットにはやはり“ALPS”の記載がある。もしかしたら、このコントローラー自体がアルプス電気製なのかも。






これがバラした全部品です。意外に部品点数が多くて驚きでした。












自分の場合はこれらの部品の全てを洗剤(マジックリン)漬けにしてしまい、丸洗いしています。ただし電池や振動モーターなど本当に水に濡れてはまずい部品に関しては除いています。
ただし、この方法を試用するときの注意点として、基板は良く乾かして使うことです。基板の水分が乾かないうちに通電させてしまうと基板上でショートし、取り返しの付かない事になってしまうことが大です。


丸洗いしたコントローラーを元通り組み立てたところです。本記事1枚目の写真と比べてみると、新品のように真っ白綺麗になったことがわかると思います。
再度、動作確認をしてみると、見事に治っていました!ただし、これが丸洗いしたことによる効果かどうかは不明です。電池を外したことで内部のコンピュータがリセットされたことにより、治ったのかもしれません。 



今まで使っていたゲームパッドはPS/PS2と同様のボタン配列をウリとしたバッファローの“BSGP1203シリーズ”を使っていましたが、今度は正真正銘“SONY”のゲームパッドでしかも無線。超快適な環境でゲームがプレイできますね。