2015年1月25日

RICOH R10

以前、本ブログで紹介した“Caplio R7”の流れを汲むリコーのデジタルカメラである“RICOH R10”です。
ハードオフで税込540円で売っていたので、若干外観の状態が悪いものの別段異常が無いと思って買ってきたものです。








ですが、家に持って帰って電源を投入してみると思いっきり液晶が割れている…。左半分が真っ暗で右側しか見えません。よく見てみると液晶ディスプレイ上側に打痕があり、落とした時に運悪くここをぶつけてしまったのでしょう。
ちなみに電源を切っている状態では液晶のヒビは全く見えず、液晶の内側がひび割れているものと考えられます。これはワナですねw。


ちなみにカメラそのものの動作は正常で左のような綺麗な写真が撮れました。画面が割れているので各種設定もできず、デフォルトの状態で撮っていますが。
後は移植元になる同機種のジャンク待ちですね。液晶が正常となると、光学系に異常があるジャンク待ちというところか…。

2015年1月4日

FUJITSU CARTRIDGE TAPE T-120

新年あけましておめでとうございます。2015年も“徒然ブログ”はまったりと、気が向いた時にゆっくり更新していきますので、どうぞ宜しくお願いします。
今年初のブログはやはり珍品をという訳で謎の富士通製VHSテープを紹介します。こいつは自分が幼い頃ディスカウントショップでなぜだか知りませんが大量にしかも安価で売っていたビデオテープで当時大量に買った覚えがあります。大半は左の富士通・旧ロゴのものでしたが、混じって右の現行ロゴのものも売られていました。




余談にはなりますが、現在のディスカウントストアはしっかりとしている印象がありますが、自分が幼いころのディスカウントショップはどこからともなく仕入れたものを売っていたことがあり、訳の分からないブランドのカセットテープやビデオテープなどが売られていました。今回紹介する富士通のビデオテープもそんなものの一つでした。
ケースの裏側。表側のデザインとほぼ同様で右下に“FUJITSU LIMITED”と英社名表記があります。 ちなみにケースがそのままパッケージになっていて、このままシュリンクされて売られていた記憶があります。
CARTRIDGE TAPE T-120」の文字は独自のフォントを使用しています。これは富士通がかつて用いていたフォントであり、実は同じ富士通グループに属するFDKのロゴはこのフォントを流用したものだったりします。

ケースの背。「T-120」の下には“VHS”のロゴがありますので、規格外テープではなく、VHSのビデオテープとしての使用も可能です。T-120ですから120分(3倍モード時360分)ですね。
下部には富士通のロゴがあり、左の上下が青い長方形に囲まれたタイプの旧ロゴは懐かしいと思われる方もいるのではないでしょうか(写真では上下が青い長方形に「FUJITSU」となっていますが、「富士通」のバージョンもありました)。


中身のビデオカセット(写真上)。リッド部分にはちゃんと“FUJITSU”ロゴが入っているオリジナルです。
ちなみにこれを買った当時はどこのOEMなんて考えもしませんでしたが、今考えてみると富士フイルム製のものとハーフやハブが同一のため同社のOEMであったのでしょう。
さり気なく富士繋がりですが、これは偶然でしょうねw。





さて、問題なのは、この富士通のビデオテープがどこで使われていたのか?ということです。もちろん富士通はビデオデッキを発売していませんでしたし、子会社の富士通ゼネラルもベータマックスのみの参入であり、VHSには参入していません。
ですが、富士通は汎用コンピュータ(メインフレーム)である“FACOM Mシリーズ”の外部記憶装置としてVHSテープを用いた“FACOM 6475 カートリッジテープ装置”を発売していたことがあります。この外部記憶装置の概要は現在でもコンピュータ博物館のホームページで見ることが可能で、そこに掲載されているVHSビデオテープは本記事で紹介したビデオテープとそっくりです。ちなみにそこに貼られていたラベルも見覚えがあります。
恐らくですが、どこかの企業がこの外部記憶装置を所有していて、メンテ終了時に大量にディスカウントショップに流れたのでしょう。こういう時に汎用性のあるメディアを使ってると使いまわせるので便利ですね。下手に変な独自メディアを使ってると廃棄するしか無いですからねw。

【参考文献】 
一般社団法人 情報処理学会 
IPSJコンピュータ博物館」 
【富士通】 FACOM 6475 カートリッジテープ装置