2016年2月7日

T-ZONE COMPACT DISC RECORDABLE CDR-74(CD-R74T1P)

またしてもCD-Rです。今回は今は亡きパソコンショップ“T-ZONE”オリジナルのCD-Rを紹介します。
このCD-Rは音楽用CDレコーダーが発売される遥か前のものなのでデータ用ですが、“CD-R74”・“74”と分表示のみとなっています。ちなみにデータ用CD-Rとしての容量は約650MBです。






パッケージ裏。真っ白で注意書きのみ。特にキャッチコピーなどの記載は見られず寂しい印象があります。注意書きには『等倍速、2倍速、4倍速、6倍速、のCD-Rライターに対応しています。』 という記載があり、比較的初期のCD-Rなのでは?と思われます。
注意書きの構成は以前、本ブログで紹介したRIX(リックス)のCD-Rとそっくり。バーコードのベンダーは“(株)リックス(4942077)”で、お客様サポートセンターの電話番号もそれと同じなので、リックスから供給を受けていたのは間違いないでしょう。

ディスク盤面。無印字で銀色一色です。感じ的には音楽CDやCD-ROMなどの読み取り面に近い印象があります。盤面はツルツルでインクジェットプリンターなどのレーベル印刷には対応していません。
以前、本ブログで紹介したリックスのCD-Rでは盤面色がシルバーだったので全く違っている特徴です。



ディスク裏面(記録面)。見覚えのある青い色だなぁ…。シアニン系色素であることは間違いないでしょうが、太陽誘電よりも濃い色となっていますから、同社製では無いと推測されます。
ディスク中心のロット番号印字は“CD-RECORDABLE 8710C1-74”となっていました。















「Nero InfoTool」で見た本CD-Rの詳細。メーカーIDは“TDK (97m32s00f)”となっており、TDK製でした。やはり太陽誘電製ではありませんでしたね。これ、よく見てみると本ブログで紹介した帝人のCD-Rと同じだわ。でも、記録分数は「74:15」でやたらと少ないぞ。
以前紹介したリックスのCD-Rは三菱化学メディアのアゾ系色素を使っていました。もしかしたら、リックスのCD-Rは時期により供給元を変えていたのかもしれませんね。

2016年2月6日

SONY データ用 CD-R 1回記録用 4PACK 4CDQ80GX

またソニーのCD-Rです。今度はファミマで売っていた4枚入りのデータ用CD-Rを紹介します。こちらはデータ用のCD-Rなので、民生用CDレコーダーで記録することは出来ません。そういう意味ではコンビニで売るCD-Rは音楽用の方がパソコン上を含め、全ての機種で使用できるので良いのかもしれませんね。
対応速度は1倍から48倍速まで対応。データ用CD-Rの場合、最速で52倍速までのメディアがありますが、この場合2倍速から対応であることが多いので全てのドライブ対応という意味で48倍速までと言うのは良い選択なのかもしれません。

パッケージ裏。キャッチコピーは以下の通り。
1倍~48倍速CD-Rライター対応
ワイドパワーマージンにより低速から高速まで安定した記録が可能

型番は“4CDQ80GX”、バーコードのベンダーは“ソニー(4905524)”。


こちらのCD-Rの原産国は台湾。OEM元は大体予測できそうな感じですが…。ちなみに前回紹介したソニーの音楽用CD-Rでは“原産「国」”という記載でしたが、何故かこちらでは“原産「地」”という記載になっています。
なお、事業者名は“ソニー株式会社”。




ディスク盤面(バイオレット/グリーン)。このCD-Rは専用プラスチックケースに4枚入っており、4カラーコレクションということでバイオレットグリーンイエローピンクの4色が入っています。
色付きということで、インクジェットプリンター非対応のメーカーレーベル仕様。 手書き派の自分にとってはやはりこのようなレーベルが好みです。インクジェットプリンター対応レーベルの場合、一様に真っ白なので手抜きに見えかねないという点でも好みではないのです。




ディスク盤面(イエロー/ピンク)。ディスクのデザインは以前ソニーが発売していたCD-Rと同じデザインです。すなわち、ずっと変わっていないということ。
SUPREMAS”というロゴも以前のまんまです。





ディスク盤面(記録面)。色は銀色に極めて近く、若干緑色が入っているようなものです。当然、フタロシアニン系色素でしょう。唯一シアニン系色素を使用していた太陽誘電が撤退ということになると、これからはほぼ全てのCD-Rがフタロシアニン系という流れになるのでしょうね。
写真のディスクはイエローで、ディスクには“RTD80M-00163  80”の印字がありました。












「Nero InfoTool」で見た本CD-Rの詳細。メーカーIDは“Ritek (97m15s17f)”で、案の定RiTEK製でしたね。

2016年2月3日

SONY CD-R for MUSIC 5PACK 5CRM80PWS

久々の徒然ブログです。ツイッターを始めてからというもの、ちょっとしたネタ的なものはツイッターで投稿するようになりました。今後、こちらのブログは長文を書きたくなった時に更新するというスタイルになりそうです。
さて、本題です。今回はとあるコンビニ(ローソンなのですが)で入手したソニーの音楽用CD-Rを紹介します。
一般的にデータ用と音楽用の違いは私的録音補償金というのが上乗せされているかの違いであり、音楽用の価格が高めに設定されているようです。
なお、一部業務用のCDレコーダーを除き、民生用CDレコーダーの場合は音楽用メディアのみでしか使えないので注意が必要です。 なお、パソコン上で使う時は音楽用メディアもデータ用同様に使うことが可能です。


パッケージ裏。キャッチコピーは、
ワイドパワーマージンによる安定した録音/再生
高音質記録層の採用で低エラーレートを実現

型番は“5CRM80PWS”、バーコードのベンダーは当たり前ですが“ソニー(4905524)”でした。



このCD-Rで一番気になったのは原産国。CD-Rの原産国ではあまり見られないメキシコ製のメディアなのです。ソニーのCD-Rは他に台湾製のメディアも存在し、こちらはRiTEKあたりなのかな?と推測できそうなのですが、メキシコは予想外だったので購入してしまいました。5枚パックで700円は高かったw。
ちなみに事業者名は“ソニー株式会社”となっています。



ディスク盤面。ホワイトレーベルのインクジェットプリンター対応なので真っ白です。一応、下部には「Sony Corporation  CD-R for MUSIC 80」と記載はされています。
この間、BD-REを買いに行った時もそうなのですが、最近はインクジェットプリンター仕様の物が多いような気がします。CDプリント対応のインクジェットプリンターは持っていますが、自分は基本手書き派なので、メーカーレーベルの方が良いのですけどね。




ディスク裏面(記録面)。色は薄緑と言った感じで、多分ですがフタロシアニン系の色素でしょう。ちなみにディスクには“V5-4014”の印字があります。
















「Nero InfoTool」で見た本CD-Rの詳細。メーカーIDは“Sony (97m24s15f)”でなんとソニー製であるという結果が出ました。ソニーのATIPがあるのは知っていましたが、かつて日本で発売されたソニーのCD-Rは日本製な太陽誘電だったので実際にソニーのものを見たのは初めてです。メキシコ製という他のCD-Rではあまり見られない原産国なので、やっぱりソニーの現地工場製なのでしょうか…。