東芝の無線LAN内蔵のSDHCカードである“FlashAirTM”です。あるディスカウントストアで写真の8GBモデルが2000円を割っていたのでつい購入してしまいました(と、言っても2000円は超えてしまったのですが)。
FlashAirには世代があり、Class6に準拠した1世代モデルとClass10に準拠した2世代モデル(W-02)があり、今回購入したものは後者の2世代モデルに当たります。海外では既に3世代モデル(W-03)が発売されているということで、日本でも発売されるため、安くなっていたのかもしれません。
パッケージ裏。パッケージは普通のSDHCカードのパッケージと比べると、大振りのパッケージになっています。ちなみにバーコードのベンダーは東芝コンシューママーケティング(456213164)。
ちなみにこのFlashAirはテレビでも東芝がスポンサードしていた番組で、女優の有村架純を起用したコマーシャルを頻繁に放送していた時期があったので存在だけは知っているという方もいるのではないでしょうか。
中身はこんな感じ。パッケージが大きいためSDカードに対してのトレイのサイズがやけに大きいです。SDカードとmicroSDカードが1枚づつ入るケースとフルカラーの取扱説明書が付属しています。
安い海外版パッケージのものもありますが、取説は英語のみであり、無線LAN内蔵のSDカードは設定も絡んできますので、初期購入は日本語説明書が付いている日本語版が良いかもしれません。でも、東芝のホームページでもマニュアルは見れますけどね。
カードの外観。カードは普通のSDHCカードを比べても何も違いはありません。かつて、東芝のSDカードでは高速版が「白」(通称:白芝)でありましたが、FlashAirが「白」に割り当てられてしまったため、現在発売している東芝のSDカードは高速版も含め、全て「黒」になっています。
その反面カードの裏側は文字でびっしりです。技適マークにMACアドレス、WEEEマークまで。とにかくつめ込まれていますw。
“MADE IN JAPAN”で日本製、“Toshiba Corporation”と社名表記まであります。
“1446”とありますから、2014年46週目製造のものでしょうか。
と、言うわけで早速FlashAirを使ってみます。自分が普段使いしているデジカメ、ニコンの“COOLPIX S500”で使ってみたいと思います。
これは710万画素のコンデジで、使い出の良さから次の機種に移行できない程使い込んでいる機種です。
東芝のホームページ内の動作確認機器一覧では2008年発売の“COOLPIX S610”からの記載であり、 2007年発売の当機種は見事にハブられている。
デジカメには普通のSDカードと同じようにカードスロットに入れればOKです。別段の特殊操作は必要ありません。
カードを挿入したデジカメの電源を入れ、パソコンやスマホなどの端末上、無線LAN接続一覧の中に“flashair~”で始まる文字列があると思われますので、それを選択して接続します。
その時にパスワード(ネットワークキー)を聞かれてくると思いますので、初期設定時は“12345678”になっていますから、その通り入力します。自分の場合何故かそれで入力しても接続できなかったので、後述の設定ソフトウェアでパスワードを無しにした状態で接続に成功しました。
そして、任意のWebブラウザを使って「http://flashair/」にアクセスすればファイル一覧が表示されて、写真のようなファイル一覧が表示されます。
以前、本ブログで紹介した同じように無線LAN機能を内蔵したSDカードリーダー“AirStash”の場合、Webブラウザからのアクセス以外にもWindows上のエクスプローラからでもアクセスでき、Windows上からコピーや削除などの操作が可能でした。
しかし、このFlashAirの場合はWebブラウザからのみでファイルを見ることが可能であり、まとめて画像を保存する場合はこの画面上で1枚づつ保存しなければならず、その点が唯一不便な点であります。
そんな不便な半面で便利な機能もあります。AirStashの場合、AirStashに接続したら他のネットワークに接続することが出来ず、事実上インターネット上にアクセスできませんでした。
しかし、FlashAirでは『インターネット同時接続機能』という機能が含まれており、別配布の設定ソフトウェアを使い、無線LANアクセスポイントのSSIDとパスワードを設定すればFlashAir接続中もFlashAir経由でネット上にアクセスしてくれますから、大変便利です。
ちなみにインターネット同時接続を有効にした時のFlashAirからはアクセス状況にもよりますが、カードの部分から『ガガガッ』というような雑音のような音が聞こえます。多分、FlashAirの中に小人が入っていて大忙しで仕事をしているのでしょうw。
なお、設定ソフトウェア初期起動時はカード初期化を強要されますので、SSIDやパスワードの変更などを考えている方はカードを使用しようとする前に設定してから使うと良いでしょう。
後、もう一つ注意しなければならない点としてはFlashAirの電源はデジタルカメラから取り入れているという点で、使っているデジタルカメラによっては省電力モードでSDカードの電源も切断される危険があることです。かくいう筆者の“COOLPIX S500”でも放っておくと省電力モードに入ってしまい、途中で無線LANが切断される事例がありました。その現象に関しては「セットアップ」→「オートパワーオフ」を最大の“30分”にすることで解決しました。
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