2015年7月20日

maxell Cococoron(コココロン) キメキメブラック MXSP-HT30.BK

かつて日立マクセルが発売していた“Cococoron(コココロン)”というipod用のハート型ポータブルスピーカーです。あるディスカウントストアで税抜49円と言う投げ売りも投げ売りという価格で売られていました。今のiPodはLightningコネクタであり、古いDockコネクタは時代遅れということなのでしょうか。
パッケージには『Made for iPod』のロゴがあり、アップルの承認は得られている製品のようです。
色は赤系の「メラメラレッド」薄ピンク系の「ハニカミピンク」濃ピンク系の「メロメロピンク」黒系の「キメキメブラック」の4色展開。

色のネーミングはなかなかよい感じですね。この製品自体、女性をターゲットにしているようですが、やはり男が使うのなら“キメキメブラック”で決まりですね。と、言うかこの色しか無かったのですが…。このラインナップ中ではハニカミピンクが好みだったので、あったらこの色が欲しかったなぁ。青系の色があればもっと良かったのですが…。
パッケージ裏。ハート型のポータブルスピーカーなのでパッケージもハート型。対応しているiPodは初代iPodの4世代目以降のDockコネクタを装備しているモデルに対応しているようです。
ちなみに注意書きには“●本製品にはオーディオプレイヤーは付属していません。”と書いてありますが、見ればわかるだろって感じですよね。
ちなみにバーコードのベンダーは“日立マクセル(4902580)”。


セット内容。このスピーカーでは横置きに対応しており、横幅が広いiPod touchでは本体がはみ出してしまい横置きに出来ない。その為のアタッチメント(写真左)が付属しており、これを使うことで横幅が広いiPod touchでも横置きにすることができる仕掛けになっています。
ちなみに、持ち運び時でもホコリが入らないようにするコネクタの保護カバーも付いています。無くしてしまいそうな一品ですが。


スピーカーの裏面。スピーカーは1つしか付いていないのでモノラル音声となります。本体には音量調整のボリュームが付いており、スピーカー接続時にはiPod本体の音量調整が効かない為、このスピーカー本体のボリュームを使って音量調整することになります。


自分が持ってる中で一番新しいiPodですw。これは“iPod U2 Special Edition”の初代カラー液晶モデルです。つまり、初代iPodの4世代目に当たるものになります。
このiPodは古いモデルでハードディスクを用いたものの為、若干重く、このスピーカーを使ってるとちょっとした事で倒れてしまうことがありました。従って、これと同じiPodを使ってる奇特な方がいるならば、アタッチメントを付けて置いた方が安定するかもしれません。

このiPodは幅が広いため、スピーカー本体をはみ出てしまいます。アタッチメントを使えば一応、横置きは可能です。この機種では動画再生はできない古いモデルの為、横置きの意味は成しませんが。





iPodで使われているDockコネクタは自分が愛用している、SanDiskのオーディオプレイヤーである“Sansa”と同じものを使用しています。このスピーカーを“Sansa”対応に改造できないかと思い、分解してみることにしました。
分解はスピーカー下にあるゴム足を取ればネジ3本が見えますので、これを緩めれば分解することが出来ます。ちなみに、分解するとメーカー保証が受けられなくなる可能性が高いので注意です。

分解してみたところ。右上に見える黒い物体はスピーカーです。このスピーカー、アンプを内蔵しないパッシブスピーカーかと思いきや、普通にアンプ回路が内蔵されているものでした。どうやら、iPod本体から電源を供給してアンプの電源としている模様。
iPodのDockコネクタには3.3Vを供給する外部電源端子が装備されていますが、Sansaのコネクタには外部電源端子が無いため、改造することは不可能ということで断念しました。同じコネクタを使っているのに残念です。

悔しいので一応差してみました。もちろん、音は出ませんがw。

2015年7月14日

大宇・ダカス用そうじ機の紙パック[純正] DKP-1

リサイクルショップで見つけた面白い掃除機の紙パック。表面上は“大宇・ダカス用そうじ機の紙パック[純 正]”と書かれていますが、下部には「東芝・サンヨー・NEC・富士通ゼネラル・マルマン・ピエリア・テクノス共用」とこっそり書かれており、大宇の純正を謳っていながらも他社共用という面白い紙パックなのです。
ウチの掃除機は大宇やダカスの掃除機ではありませんが、東芝の紙パック式なので、使えないことは無いだろうということで購入してみたものです。
パッケージ裏。特筆すべきポイントはありませんが、東芝・サンヨー・NECの掃除機に関してはスタンド型や大型の掃除機では紙パックの形状が違うため、非対応の純正紙パックの型番が一覧形式で記載されています。
また、交換用の紙パックは必ずこの商品と同じものを使用し、それ以外の類似品は性能を保証できないと書いてあります。これは大宇製掃除機で使用した場合でしょうが、他社製掃除機にこの紙パックを使用した場合はどうなるのでしょうねw。

販売者は“大宇電子ジャパン株式会社”。この企業は1999年に破綻した韓国・大宇財閥系の電機メーカーで破綻後の各社は“大宇”の社名を残したまま、様々な企業に売却された。大宇電子ジャパンは韓国の東部(Dongbu)グループに譲渡されたようで、現在は“東部大宇電子ジャパン”となっています。
バーコードのベンダーも“東部大宇電子ジャパン(株)(4513663)” になっていました。登録されている同社の読みが「トンブデーウデンシジヤパン」となっている点が面白いです。



思えば、昔使っていた安物テレビが“DACUS”ブランドだったのですが、このメーカー製のテレビだったんですね。このブランドの由来は“大宇電子ジャパン株式会社”の前社名が“株式会社ダカス”であったことに起因しているようです。

2015年7月12日

TEIJIN CD-R 74 TCD-R74

かつて、“だけじゃないテイジン!”というキャッチコピーが有名だった帝人のCD-Rです。過去、帝人はPDやMO、DVD-RAMなどのメディアを発売していた時期がありますが、現在は撤退しています。
かなり古そうなメディアで、現在ではレア級に当たる日本製のCD-Rです。ジャケットではTDKっぽいロット番号の印字が見えるのですが、某オークションで出品されている同じCD-Rは太陽誘電製を謳っていたり、気になっていたので購入してしまいました。リサイクルショップで99円でしたし。


パッケージ裏。特に書き込み速度は書かれておらず、何倍で書き込めば良いのかは不明。このようなメディアの場合、ドライブの最低速で書き込むのが鉄則です。
バーコードは現在でも生きており、ベンダーは何故か“帝人ファーマ(4987294)”となっていました。流れ的には帝人がメディア事業から撤退した時に、他にJANコードを使用する帝人グループの企業が帝人ファーマだったからということなのでしょうか。


レーベル面。盤面は無印字で銀色一色です。まるで一般CDの読み取り面のようです。帰って、自社メディアを主張するよりもこのように無印字レーベルの方が良いのかもしれませんね。
もちろん、インクジェットプリンターなどのレーベル印刷には対応していません。




書き込み面。初めて見る色です。色的にシアニン系色素であることは確かだと思われますが、太陽誘電製にしては色素が濃すぎます。太陽誘電製ではないでしょう
なお、ディスク中心のロット番号の印字は“CD-RECORDABLE 9507A1-74”となっていました。














最後にお馴染みの「Nero InfoTool」で見たCD-Rの詳細。メーカーIDは“TDK(97m32s00f)”となっており、やはり太陽誘電製ではなく、TDK製でした。CD-Rのコレクションサイトとして知られる“COLT-T's the webcoms”さんでも、同じくTDK製であることが記載されていました。なお、当時TDK発売のCD-Rではタフネスコートが施してありましたが、この帝人のOEMではタフネスコートが施してない廉価版のようで、当時発売のTDKと比較しても値段的に高い帝人のメディアを選ぶ理由は難しいかもしれないとの記載がありました。

2015年7月5日

ネスカフェの缶コーヒー

1ヶ月ぶりのブログになります。bloggerは放置しっぱなしでも、変な広告は出ないし、投稿できなくなるという事も無いので本当に素晴らしいブログサービスだと思います。そもそも“ブログ”=“日記帳”という位置付けであれば、他人の日記帳に広告が現れるなんておかしいと思うし、広告が出るのであれば、本ブログでも使っているAdSenseのように広告料の一部をブログの筆者に分け前をくれるぐらいの配慮があってもいいと思うのですがね。
さて、前置きが長くなりましたが、今回は生産終了でもうすぐ入手できなくなるネスカフェの缶コーヒーの話題です。


ネスカフェはスイスの“ネスレ”という食品メーカーが世界的に展開しているインスタントコーヒーのブランド名で、日本でも日本法人である“ネスレ日本”が発売、現在でもインスタントコーヒーの代名詞の一つとして数えられています。ちなみにネスカフェのロゴは変更されており、写真左“NESCAFE Excella カフェラテ”が旧ロゴ、写真右“NESCAFE GOLD BLEND”が新ロゴで、従来のものと比べると書体が丸っこくなっているのが特徴です。
そんなネスカフェが缶コーヒー事業に参入したのが1990年。大塚ベバレジ(現・大塚食品)と販売独占契約を結び、大塚の自販機でポカリスエットやカロリーメイトと並んで置かれることになったのです。しかし、大塚の自販機は少なかった。2000年にはUCC上島珈琲から自販機事業を引き継ぐも苦戦。2015年に提携先であった大塚食品がアサヒ飲料の缶コーヒー“WONDA”を販売することになり、ネスレはそのまま撤退。2015年3月に全てのネスカフェの缶コーヒーが生産終了となったのです。
記念に成分表示も写真に収めておきました。販売者は“ネスレ日本株式会社”になっていますが、発売元は“大塚食品株式会社”になっていることがわかります。気になるのはバーコードのベンダーですが、“大塚食品(4959127)”となっていました。
後年のネスカフェの缶コーヒーは“ゴールドブレンド”や“エクセラ”など、インスタントコーヒーのブランド名を使用、インスタントコーヒー譲りなその味は自分も好きで、自販機で見つけるたびに購入していたのですが、今回の撤退は非常に残念です。



一時期、ネスカフェサンタマルタという缶コーヒーで明石家さんまが出演しているCMが有名でしたが、やはり大塚の自販機が少なかったので実物を見かけるのが難しかった印象があります。