2014年12月12日

SONY DUALSHOCK3 SIXAXIS CECHZC2J

ハードオフのジャンク、税込324円で入手したソニーのプレイステーション3(PS3)用コントローラーである“DUALSHOCK3”です。
症状としては『勝手に動きます』 というもの。よくコントローラーの故障症状といえば、ある一点のボタンが押されっぱなしになったりする現象はお馴染みですが勝手に動く??謎です。







自分はPS3を所有していないので、パソコンで認識させて試してみる。そもそも、コントローラーを入手したからといってPS3を購入する気は毛頭なく、元からパソコンのゲームパッドとして使いたかったのです。
ネットで適当に探した『MotioninJoy』というソフトを使ってコントローラーのドライバをインストール。USB接続による有線でも使用できますが、やはり無線で遊びたい!ということで以前購入していたBluetoothアダプタ(写真)を使って無線で接続してみました。



コントローラーを接続して『東方永夜抄』をプレイしてみると、キーコンフィグ辺りまではうまく行っていたのですが、ゲームを初めてしばらくすると低速移動のままになってしまうわ、やたらとスペルカードは発動しまくりだわめちゃくちゃな挙動になってしまいました。症状としてはあちこちのボタンが押されてしまうような現象で、勝手に動くという解釈もわかったような気がします。

コントローラーの裏側。コントローラー自体はプレイステーションの“DUALSHOCK”やプレイステーション2の“DUALSHOCK2”の形状を踏襲していますが、それらと違い無線接続できるのが最大の違いになっています。
無線機器ということでラベルには技適マークが、リチウムイオン電池を内蔵しているため『Li-ion』の表記も見えますね。



やはり、ジャンクのコントローラーは外観が汚いので丸洗いがてら、中身を分解してみました。まずは裏ぶたを開けてみたところです。
真ん中に鎮座している灰色の物体はリチウムイオン電池。下部左右には振動モーターが配置されていて、左側が小振動を右側が大振動を扱うモーターとなっています。

内蔵のリチウムイオン電池。型番は“LIP1472”、3.7V 570mAh(typ.610mAh)の電池になっています。
社名表記は“Sony Corporation”、セルはシンガポール製ですが、組立は中国で行っているようです(Cell MADE IN SINGAPORE Processed IN CHINA)。




電池を外したところです。真ん中には心臓部であると思われる東芝のワンチップマイコンらしきものが見えます。
PS3の心臓部である“Cell Broadband Engine”はソニー・コンピュータエンタテインメント・ソニー・IBM・東芝が開発しており、何らかの関係があるのかもしれません。




前側を外してみたところです。フィルム基板に各ボタンの接点がある構造になっています。フィルム基板には“ALPS”のロゴがあり、アルプス電気製であると思われます。






基板の表側。スティックや無線ユニットにはやはり“ALPS”の記載がある。もしかしたら、このコントローラー自体がアルプス電気製なのかも。






これがバラした全部品です。意外に部品点数が多くて驚きでした。












自分の場合はこれらの部品の全てを洗剤(マジックリン)漬けにしてしまい、丸洗いしています。ただし電池や振動モーターなど本当に水に濡れてはまずい部品に関しては除いています。
ただし、この方法を試用するときの注意点として、基板は良く乾かして使うことです。基板の水分が乾かないうちに通電させてしまうと基板上でショートし、取り返しの付かない事になってしまうことが大です。


丸洗いしたコントローラーを元通り組み立てたところです。本記事1枚目の写真と比べてみると、新品のように真っ白綺麗になったことがわかると思います。
再度、動作確認をしてみると、見事に治っていました!ただし、これが丸洗いしたことによる効果かどうかは不明です。電池を外したことで内部のコンピュータがリセットされたことにより、治ったのかもしれません。 



今まで使っていたゲームパッドはPS/PS2と同様のボタン配列をウリとしたバッファローの“BSGP1203シリーズ”を使っていましたが、今度は正真正銘“SONY”のゲームパッドでしかも無線。超快適な環境でゲームがプレイできますね。

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