久し振りの徒然ブログ。今回はかつて松下電工(現・パナソニック)より発売されていたエアコン用の汎用リモコンを紹介します。このリモコンは“National”ブランドながらも国内エアコンメーカー11社に対応しており、ナショナル以外のエアコンでも使えるのが特徴です。
このリモコンはグッドデザイン賞を受賞しており、その概要ページによると2002年12月10日に発売したものであるようです。ワタシはハドオフにて未開封のデッドストック品を税抜300円で入手、当時の希望小売価格は税抜6200円であったようです。
パッケージ裏。この面には2005年4月末時点での対応メーカーの一覧が表示されています。対応メーカーは松下(現・パナソニック)を筆頭にコロナ・三洋電機・シャープ・ダイキン・東芝キヤリア・日立・富士通ゼネラル・フナイ・三菱電機(霧ヶ峰)・三菱重工(ビーバーエアコン)の主要11社に対応。これ以外の無名メーカー(主に外資系メーカー)や2005年以降発売モデルには対応していない場合もあるので注意が必要かもしれません。
リモコンの外観。液晶表示はもちろん、ボタンまでも大きいのが特徴で高齢者でも扱いやすいユニバーサルデザインのリモコンになっています。「冷房」・「暖房」や「運転切/入」ボタンは凸の刻みが付いており、暗闇でも手探りで操作出来ます。
また、リモコンは手で持って操作するというスタイルが一般的ですが、このリモコンは置いて操作するという卓上スタイルを提案。これにより電卓のような巨大リモコンとなり、紛失することも皆無となっています。
リモコンの背面。巨大な送信部が見えます。当たり前ですが、この部分をエアコンに向けて操作します。受信距離はナショナルルームエアコン使用で約8m(目安)。
このリモコンには姉妹品として「おしゃべりリモコン(CZ-RR5)」があり、筐体は共通のものを使用している関係からか、側面にはスピーカーの穴が設けられていますが(写真右)、本機(簡単リモコン)では音が出るような仕掛けはありません。
リモコンの裏面。使用電池は単2アルカリ電池2本。アルカリ電池指定で大型液晶を使用しているためか、マンガン電池では寿命が短くなるとのことです。電池交換を忘れがちなリモコンなので、信頼できる電池メーカーのアルカリ電池を使うと良いでしょう。
なお、このリモコン未開封品でしたが、ブリスターパックでそのまま保管されていたためか黄ばんでいました。この裏面の白さを見るとかなり黄ばんでいることがわかります。
今回このリモコンを購入したのはウチで使っているエアコンのセカンドリモコンが欲しかったためです。ターゲットは1995年製のナショナルエオリア(CS-AG25S)。エオリアといえば一時期徳永英明によるイメージソングのコマーシャルで一世風靡したあれです。
ちなみに同タイプのリモコンを某オークションでも探していたのですが、どれも高価で手が出せない状態。3000円って誰が買うんだあれw。その中でハドオフで見つけたこのリモコンを見つけてこれはチャンスと購入した訳です。年式は確認してませんでしたが、さすがに同じナショナルですから使えるだろうと思ったので。
メーカー設定の仕方も非常に簡単で、
1.「暖房」ボタンを7秒以上押し続ける。
→現在設定されているメーカーコードの数字が点滅します(写真)。ナショナルのエアコンでは「暖房」押下で運転を始める機種があるそうなので注意。
2.温度「上げる」・「下げる」を押してメーカーコードを選ぶ。
3.再度「暖房」ボタンを3秒以上押し続ける。
→メーカーコードの数字が点滅から点灯に変わり設定完了。
取扱説明書よりメーカーコード一覧。同一機種を持ってる人はこれを使って設定してみて下さい。ちなみにウチの95年製エオリアはメーカーコード「3」でした。
ちなみにボタンは蓄光式で暗闇でも一定時間は操作可能。徹底的にユニバーサルデザインを目指した意欲的なリモコンでした。姉妹品である「おしゃべりリモコン」ではしゃべるという機能の他に暖房と冷房で色が変わる液晶バックライトとボタンそのものも光る機能が付加されているようです。こっちも気になってきたなぁw。その分価格は税別9800円となっており、「簡単リモコン」よりも高価な価格設定となっています。こちらの方が出まわって無さそうな感じですね。
おまけで取説。松下電工の配管機材事業部というセクションで発売されていたようです。
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