Windows NT Server 3.51(以下、Windows NT 3.51)で「Kanon」を動かしてみた図。
Windows NT 3.51は見てくれこそWindows 3.1と同じインターフェースを用いていますが、れっきとした32ビットOSで、3.51ではAPIもWindows 95と共通化を行っています。と、言うことはWindows 95や98でも動作する「Kanon」がWindows NT 3.51でも動作するかな?と思ったわけです。
今回、動作確認したのは初版「Kanon」の全年齢対象版。上の写真を見てみると、正常に動作していると思うでしょ?だけど、ゲームを実際にプレイしてみると画面が崩れまくりでゲームになりません。そもそも起動時にKeyのロゴが正常に表示されない所で気が付くんだったなw。
ちなみに起動するには一癖あり、デフォルトでは「C:¥Kanon全年齢対象版」というフォルダにインストールされていますが、レジストリが全角に対応していないようで、そのままでは起動できません。なので、フォルダを「C:¥Kanon」に変えた上で、レジストリも変更する必要があります(位置は写真を参考、自己責任で)。
ちなみに自分が使っているWindows 7を初め、現行OSであるWindows 10までこのWindows NT 3.51と同様Windows NT系のOSである。そう考えるとNT系が息の長いOSであることがわかる思います。
では、Windows NT4以降での動作はどうなの?というと、開発元であるビジュアルアーツの動作範囲内ではないものの動作可能。ただし、タイトル画面の音楽が変移しないという不具合がある。その場合はゲームCD内に入っている“setfade.exe”というツールを使ってCD-DAのフェード機能を“使用しない”にすればOK。これはビジュアルアーツのゲームエンジン“AVG32”を使ったゲーム共通のトラブルであったと記憶している。
スクリーンショット自体は随分前に撮っていたもので、ネタ自体は随分と前から温めていたものでした。この間あるハードディスクドライブを漁っていたら、この画像を発見し、ようやく今回の公開に至りました。ちなみにオリジナル画像ファイルのタイムスタンプは2009年。暖め過ぎだろw。
今回の記事、Windows 3.1のインターフェースでタイトル画面が拝めただけでも大成功だな。
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