セガ(後のセガトイズ)が発売していた電子知育玩具“ピコ”用のキーボード。ハードオフのジャンクで税込み108円で入手。子供向けで外観はアレながらも、ちゃんとQWERTY配列の本格的なキーボードとなっています。
実はこのキーボード、インターフェースはかつて一般的だったPS/2のコネクタを採用しており、同コネクタが搭載されているパソコンでは普通に使うことが出来るのです(ただし、機能上の制限がありますが)。
このキーボード、青箱の中でもみくちゃにされたのか、外観が汚かったので、完全分解して丸洗いしてみます。
写真は裏蓋を開けてみた様子。物はプラスネジ4本なので、普通にプラスドライバで開けることが出来ます。ボタンを押さえていると思われる金属板には「2001417」という印字があり、恐らくではあるが2001年4月の製造でしょうか。
全ての部品の写真を写してみた様子。キーはいわゆる消しゴムボタンと言われるゴムのもの。普通のキーボードでの丸洗いでは全てのキートップを取って洗わなければならないのですが、これはゴム製で一体化されているので非常に洗いやすい。これは恐らくコストダウンの工夫なのでしょうが、良い方向に向いていますね。
ちなみに、分解時ツメを折ってしまいました(写真のゴムキー右上の白い破片)。
丸洗い完了。非常に綺麗になりました。
ちなみに、使い心地ですが、はっきり言って“使いにくい”です。このキーボードにはカーソルキーとファンクションキーがありません。ファンクションキーは無くても構いませんが、意外にカーソルキーが無いと使いにくいということがこのキーボードを使っていて実感しました。ゴムキーのため、押し心地もアレですし、キー判定もそんなによろしくない。まぁ、あくまで子供用のおもちゃですからね。こんなものなのかもしれません。
裏面。表は白ですが、裏は前面真っ赤です。両手で本体を持てるようにするためか、左右に凹みが見えます。では、両手持ちでキーが打てるの?という話ですが、大人でも打てないと思います。親指が相当長くないとw。
「SEGA 1997」と記載、この年号は製造日ではなくリリース日であると推測されます。 「SEGA ENTERPRISES LTD.」と、現・セガの旧社名、「MADE IN CHINA」で中国製です。アンダーラインまで引いてあるので、よっぽど強調したいのでしょう。
同じく、ゲームソフトに付属してきたキーボードとして記憶に新しいのがニンテンドーDSの『バトル&ゲット! ポケモンタイピングDS』に付属してきた“ニンテンドー ワイヤレスキーボード”でしょう。このキーボードはBluetooth規格のキーボードであり、同ソフト以外の使用でもBluetoothのHIDプロファイルに対応している機種ではペアリングを行えば使う事ができます。
ただし、メーカー対象外で同ソフトのインタビュー記事では他社製品でも使うことは出来るという記載はあります。
ちなみにキーボードピコと比較してみると、ファンクションキーが付いていないのは同じですが、カーソルキーは搭載されていて、断然使えるキーボードになっています。エンターキーやスペースが変則的な位置にあるキーボードピコと違い配列も一般的なキーボードに準じた配列になっていますしね。
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