このCD-Rは音楽用CDレコーダーが発売される遥か前のものなのでデータ用ですが、“CD-R74”・“74”と分表示のみとなっています。ちなみにデータ用CD-Rとしての容量は約650MBです。
パッケージ裏。真っ白で注意書きのみ。特にキャッチコピーなどの記載は見られず寂しい印象があります。注意書きには『等倍速、2倍速、4倍速、6倍速、のCD-Rライターに対応しています。』 という記載があり、比較的初期のCD-Rなのでは?と思われます。
注意書きの構成は以前、本ブログで紹介したRIX(リックス)のCD-Rとそっくり。バーコードのベンダーは“(株)リックス(4942077)”で、お客様サポートセンターの電話番号もそれと同じなので、リックスから供給を受けていたのは間違いないでしょう。
ディスク盤面。無印字で銀色一色です。感じ的には音楽CDやCD-ROMなどの読み取り面に近い印象があります。盤面はツルツルでインクジェットプリンターなどのレーベル印刷には対応していません。
以前、本ブログで紹介したリックスのCD-Rでは盤面色がシルバーだったので全く違っている特徴です。

ディスク中心のロット番号印字は“CD-RECORDABLE 8710C1-74”となっていました。
「Nero InfoTool」で見た本CD-Rの詳細。メーカーIDは“TDK (97m32s00f)”となっており、TDK製でした。やはり太陽誘電製ではありませんでしたね。これ、よく見てみると本ブログで紹介した帝人のCD-Rと同じだわ。でも、記録分数は「74:15」でやたらと少ないぞ。
以前紹介したリックスのCD-Rは三菱化学メディアのアゾ系色素を使っていました。もしかしたら、リックスのCD-Rは時期により供給元を変えていたのかもしれませんね。